北海にある海洋油田プラットホームでは、もう一棟のプラットホームを増設する際、ComtrolのDevice Master UPのRouterファームウェアのマスター・ツー・マスター機能を使い、ModbusMaster同士の確実な通信を行うことに成功しました。DeviceMaster UP内のRAMには内蔵のスレーブが接続されており、どのMaster からのコマンドにもレスポンスを返せるようになっています。Masterは、シリアルでもイーサネットベースでも、2台でも、12台でも、50台以上であっても問題ありません。それぞれのMasterは、レジスタまたはコイルへデータをリードすることができます。スレーブのメモリは、200レジスタずつの8ブロック、また160コイルずつの8ブロックに分かれて管理されています。これにより、合計1,600のレジスタと1,280のコイルを持つことができます。スレーブIDは252に初期設定されていますが、どんなModbus IDでも1 ~ 255までカスタム設定することができます。また、すべてのレジスタとコイルの値は、Web ページからユーザが直接閲覧したり削除することが可能です。