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IIoTの接続性 / スマートエッジ接続性

  • 2016.05.31
IIoT構築に際し発生する弊害を克服

Internet of Things (IoT)は、"もの"をインターネットに接続することから始まります。しかしながらIIoT(Industrial Internet of Things:産業用IoT)においてはその接続がそう簡単ではありません。使用中の通信ネットワークのかなりの部分で異なったデバイスが使われていたり、中には20年も経っていてインターフェースも違っていたりすることもあり、これが問題となります。その結果多くの企業では、産業現場の厳しい環境において大規模な異種ネットワークの適切な管理の邪魔になる相互運用性と拡張性の課題に対処しなければなりません。

大規模なネットワークの管理
多くのデバイスを監視し公衆ネットワークに接続することが必要です。急激に増大するデバイスの管理およびそれらの間の相互運用性を確保することが重要な課題となります。
異種ネットワークとの統合
デバイスが多くの異なるプロトコルを使用しているためこれらの設定と統合が難しくなります。
トラブルシューティングが容易
トラブルシューティングは、価値ある時間を多く費やすにもかかわらず得られるものが少ないことがあります。
過酷な環境の克服
デバイスは、極端な温度環境やその他の環境要因により容易にダメージを受けやすいという問題があります。
複数のプロトコルとインターフェースを介して相互運用性の確保

IIoTに向けた最初のステップは、異なるプロトコルやインターフェースを使った老朽化した独自のネットワークを信頼性の高い相互運用性のあるIPネットワークに統合することです。Moxaは、相互運用性の課題および異種ネットワークの管理を克服するための包括的で使い易いソフトウェアを提供します。

複数のプロトコルとインターフェースを介して相互運用性の確保

Moxaは、シリアルデバイスサーバ、プロトコルコンバータ、スマートI/OおよびIPカメラといったデバイスの接続に必要な完全なソリューションを提供します。ソリューションは、高い電気的ノイズに対する保護、広い動作温度範囲といった産業環境が必要とする要件を満たすように設計されています。Modbus/TCP、PROFIBUS、PROFINET、EtherNet/IP、OPC UAおよびIPカメラに使うONVIFといった標準プロトコルをサポートしています。SCADAシステムを容易に統合するOPC UAサーバソフトウェアも提供します。また、IPカメラのためのActiveXコントロールSDK、ビデオガジェットおよびSCADAシステムでのライブディスプレイやビデオ録画に必要な容易でシンプルな統合プロセスを提供します。Moxaの全てのソリューションには、設定を迅速かつ容易に完了できるユーザフレンドリなWebコンソールまたはユーティリティが含まれています。

デバイスの多様性
I/O信号をOPCプロトコルへ
  • Moxaが提供するHMIまたはSCADAシステムのためのOPCドライバとして動作するソフトウェアパッケージActive OPC Serverにより、SCADAシステムとのプッシュタイプ通信の応答時間を低減できます。
独自のビデオ信号をONVIF-サポートしているデバイスに
  • MoxaのIPカメラは、既存のIPベースのセキュリティシステムと容易に統合できます。
シリアル・ツー・イーサネット(Serial-to-Ethernet)
  • MoxaのNPortシリアルデバイスサーバは、異なるタイプのシリアルデバイスをネットワークに接続するためにReal COM Mode、TCP Client ModeおよびUDP Modeといったいろいろなオペレーティングモードを提供します。

OPC UAサーバを用いた効率的SCADAデバイスデータ管理の容易化(ホワイトペーパー)

将来、サイト上に数百または数千ものデバイスが展開することになるかも知れません。Moxaは、デバイスの設定とインストレーションを容易にするWebコンソールユーティリティといったユーザフレンドリな設定ツールを提供します。

3クリックの簡単な展開

Moxaのネットワークデバイスは、約30秒の3つのシンプルな設定ステップを通じてユーザを案内するウィザードを提供します。

Click&Go Plus™ 制御ロジック

グラフィカルな制御ロジックを展開するためにMoxa独自のスマートなI/O Click&Go Plus™機能は、より強力かつ効率的なI/Oソリューション構築を手助けする3つのロジックゲートと3つのマルチレーヤを提供します。一度Click&Go Plus™ ロジックルールを設定すると、I/Oxpressはオフラインで設定を構成し、導入と管理のコストを削減するために大量のオンラインデバイスに対する設定のアップロードができます。

Moxaのネットワークデバイスには、デバイスの問題を診断しデバイスを通過するすべてのコマンドとレスポンスを記録することで、障害の根本原因を特定するエンジニアを支援するトラブルシューティングツールがあります。

MXview ToGo モバイルネットワーク監視 アプリ

MXview ToGo アプリは、リアルタイムイベント警報、即時ネットワーク/デバイスのステータスチェックおよびスマートデバイスの識別と位置検出をします。このモバイルツールを使用することにより、たとえ移動中であってもすぐにネットワーク更新にアクセスできます。

  • リアルタイムのイベントプッシュ通知
  • インスタントなネットワーク/デバイスステータスのチェック
  • スマートなデバイスサーチと識別
プロトコルアナライザ

MoxaのMGateイーサネットゲートウェイは、ユーザがネットワーク障害の根本原因を特定するためにデバイスを通過するすべてのコマンドおよびレスポンスを記録するビルトインされたプロトコルアナライザです。接続の障害が発生した場合、障害が発生する前に何が起こったのかを知らないで根本原因を見つけ出すことは、難しいでしょう。しかし今は、なぜゲートウェイがModbus RTUスレーブからのレスポンスを受信しなかったかを調べるためにプロトコルアナライザのログを参照できます。

現在、市場で多くの産業グレードデバイスが入手可能です。Moxaは、長期にわたる信頼性の高いシステムの動作を確保するため、長期保証と低RMA率を実現するソリューションを提供するように要求水準を引き上げています。

長期にわたる耐久性を維持することで隠れたコストを削除

多くのユーザは、ネットワークの設定に関係するすべての直接費用について認識しています。これらの費用は、デバイスの設置、スタートアップおよび試運転を含みます。しかし、すべての間接費と機会費用(ある行動を選択したために結果として諦めることになった別の行動から得られるはずの利益の最大のもの)を理解しているユーザは多くありません。産業用オートメーションにおいては、デバイスに障害が発生した場合、製造プロセス全体にわたり大きな混乱を引き起こす可能性があります。例え短い時間のダウンタイムでさえ波及効果が生じ生産性に膨大な影響を与える可能性があります。デバイス障害のコストは相当なもになりますが、ビジネスプロセスへの悪影響もしばしば過少に報告されています。

Moxaは、製品に使われる高品質な材料の研究開発に多額の投資をしています。Moxaのソリューションは、長期にわたる信頼性を確保するために、より低いRMAレートの厳しい設計をしています。

  • -40~75℃動作温度範囲
  • IP66/67/68保護等級による水および埃からの保護
  • Level4 EMI/サージ保護
シリアルコネクティビティ
NPortシリーズ
イーサネットゲートウェイ
MGateシリーズ
スマートI/O
ioLogikシリーズ
IPカメラ
VPortシリーズ