IBS Japan

プロジェクトの紹介

米国のターンキーマテリアルハンドリングシステムのリーディングカンパニーである顧客は、自動化されたコンベヤと自動搬送機（AGV）を段ボール、折り畳みカートン、ボトルと缶を生産する大規模工場に提供しています。これらの重要な要件は、ノンストッププラントオペレーションを確立するための信頼性の高いシステムを構築することです。 このプロジェクトでは、コントロールシステムにAllen-BradleyのEtherNet/IPプログラマブルロジックコントローラ（PLC）を使用していましたが、自動マテリアルハンドリングシステムを実現するために、2つの信頼性の高い産業ネットワークを構築するべくMoxaの産業用スイッチを選定しました。

ワイヤレスを使用するAGVが絶えず倉庫で動いていることを考えると、このAGVに設置されたワイヤレスクライアントは、ワイヤレスAP間とのシームレスなローミングを円滑に実現するだけでなく、AGVの移動に伴う動きに起因する振動にも耐える必要があります。更に、プラント全体の円滑な通信を実現するためには、産業用プロトコルのサポートおよび現場環境に耐えることができる産業グレードのイーサネットスイッチが必要です。このためこの条件を満たすMoxaのワイヤレスAWK-3131Aシリーズを導入してAGVをコントロールする堅牢な産業用ワイヤレス通信を確立しました。

ネットワークは、EtherNet/IPプロトコルをサポートするEDS-516Aイーサネットスイッチを使いPLC、IO、およびSCADA接続用のEtherNet /IPコントロールネットワークを構築しました。次にネットワークは、プラント全体の通信を処理するバックボーンネットワークを構築しました。