カテゴリ | 鉄道交通 |
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使用製品 |
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ロケーション | 台湾:台北 |
1 日当たり平均160 万人の乗客数を誇る台北メトロは、台湾で最も多忙な交通システムであり、台北の経済情勢やライフスタイルにとって重要な要素となっています。Taipei Rapid Transit Corporation は、毎日の交通システムのスムーズで確実な運用を保証することに加えて、乗客のセキュリティや安全性にも注意を払うことが求められました。その事もあり、2010 年に台北地下鉄の車両に、映像記録と運転手へライブ映像を提供するIP CCTV システムを導入しました。レガシーアナログカメラやDVR システムとは異なる、IP カメラとネットワークビデオレコーダ(NVR)で構成される最新の車載IP CCTV システムを南港線、板橋線、土城線の車両で使用しています。このシステムは、車両だけでなく、駅やオペレーション・コントロールセンタ(OCC)といったリモートサイトの映像記録やライブモニタリングを可能にするオープンネットワーク構成の利点を活用しています。
台北の地下鉄MRT(Mass Rapid Transit)では地下鉄車両の重要なEMC、振動および物理的な保護要件を満たすことができるハイパフォーマンスの信頼性の高いオンボードIP CCTVシステムを必要としました。また、MoxaのIPカメラ、ネットワークスイッチおよびNVRを含むIEC 60571準拠のIP CCTV機器は、予算に合致しました。Moxaは、オンボードCCTVシステムに必要とする3 種類のIP カメラを提供しました。
これら3 種類の全てのIPカメラは、ONVIF? 規格に準拠し、EMC、温度、振動、衝撃などIEC 60571の要件を満たし、フルHD、1080P(1920×1080)解像度による大イメージのサポート、更に、高画質を実現する最新センサチップを装備しています。更に、IPカメラについてMoxaは、乗客にIP カメラが見えるようにするという台北MRTの要件でハードウェア設計およびフォームファクタをカスタムしました。
また、Moxaは2本のNVRを提供しました。
これらのNVRは、IEC 61373 の振動試験に合格し、HDDの設置やメンテナンスを容易にするホットスワップに対応した、特許取得の防振キットと2つの2.5インチハードディスクトレイを搭載しています。 MoxaのTN-5516-8PoE イーサネットスイッチは、IPベースの通信バックボーンを形成するためにMRT全体に設置され、スイッチのPoE ポート経由でIP カメラへの電源供給とスイッチのポートトランキング機能で帯域幅を増加しています。