Moxaは、セキュリティ機能の大幅な強化を実現した、産業用イーサネットマネージドスイッチの新しいファームウェアアップグレードを発表しました。Turbo Pack 3と呼ばれるこの新しいファームウェアは、IEC 62443-4-2 level 2サイバーセキュリティ規格に準拠しているだけでなく、無認証のアクセス、機密漏洩、および未知の攻撃を防ぐために、MACアドレスおよびRADIUS認証といった、他のセキュリティマネージメント機能をサポートしています。
現在、MoxaのEDS-G500EおよびEDS-518E/528E DINレールマネージドスイッチはTurbo Pack 3をサポートしています。Moxaの産業イーサネットスイッチはすべて、新しいファームウェアをサポートします。
産業コントロールシステムサイバーセキュリティ緊急対応チーム(ICS-CERT*) が最近発表した報告書によると、インフラストラクチャに対するサイバー攻撃に関して、前年度の245件に比較して、2015年には295件のインシデントが米国で報告されています。これは、2014年全体の27%から2015年の33%に増加を見たものが、重要な製造業部門であることに注目されます。安全で信頼性の高いネットワークを確保するための重要なメカニズムの1つは、デバイスレベルのセキュリティを強化することにあります。Turbo Pack 3は、MoxaのスイッチがIEC 62443-4-2 level 2規格に準拠していることを保証します。この規格は、ネットワークデバイスサプライヤおよびエンジニアに、技術的なセキュリティ要件とガイドラインを提供します。さらに、新しいファームウェアアップグレードは、RADIUSサーバ経由のMAC認証バイパスをサポートしています。また、特定のセキュリティ脆弱性を解決し、悪意のある侵入からスイッチを保護します。
* Industrial Control Systems Cybersecurity Emergency Response Team
ファームウェアアップグレードは、V-ON、トラフィック管理、リアルタイムイベント通知といった、冗長技術の強化をサポートしています。これらの新機能により、Moxaのスイッチは、ミッションクリティカルなアプリケーションにとって重要であるネットワークの可用性と信頼性を向上させることができます。
サイバーセキュリティは多くの場合、信頼性の高い産業用ネットワークを管理する際の重要な問題の一つとして挙げられます。IEC 62443規格は過去15年間にわたって開発されました。このベストプラクティスは、ネットワークオペレータに対して産業用ネットワーク上のエンドデバイスへのセキュリティ上の脅威をほぼ無効にします。ネットワークデバイスを保護するために知っておくべきことについて、より理解を深めるために、このホワイトペーパーをお読みください。
リリースノート:
[V5.1]
新機能
-セキュリティ機能
-冗長性
エンハンスメント