【Moxa】レガシー変電所改修のためのフィールド・ツー・SCADAの相互運用性

技術情報

Moxa

レガシー変電所改修のためのフィールド・ツー・SCADAの相互運用性

2018.04.20

従来システムの改修に必要なMMS(Manufacturing Messaging Specification)による通信サービスの統合

アプリケーションノート: シリアル・ツー・MMSコンバージョンを介した変電所の改修に関して、全面的にIEC 61850 MMS通信を使い、いかに変電所の改修を簡素化できるかをアプリケーションノートにより学習できます。

リアルタイム監視は、公共事業、石油/天然ガスなどのミッションクリティカルなアプリケーションや、特にフィールドサイトで従来機器を使用しているケースにとって大きな課題を抱えています。 MoxaのNPort S9000デバイスサーバは、フィールドの従来機器とSCADAシステム間のバーティカルなインテグレーションを容易にするために総合的なIEC 61850 MMSとシリアル・ツー・イーサネット通信を使用して、この課題に対する答えを提供します。

NPort S9000シリーズは、IED（Intelligent Electronic Devices）を従来変電所の改修のためのIEC 61850ベースのインフラに移行することができる世界初のシリアルデバイスサーバです。

まず、NPort S9000デバイスサーバは、ModbusおよびDNP3ベースのIEDを最大16のシリアルポートを備えたイーサネットネットワークに接続します。同時にNPort S9000は、IEC 61850 MMSプロトコルを使用してシリアルIEDのステータスの監視およびフィールドコントローラとパワーSCADAシステムの両方にレポートします。

NPort S9000の広範なプロトコルの相互運用性によりIEC 61850ベースのSCADAシステムは、リアルタイムの監視およびメンテナンスを容易にするために変電所全体のネットワークの監視、IEC 61850準拠デバイスと従来IEDの構成を管理することができます。

IEC 61850 MMSプロトコルサポート
最大16ポートシリアルインターフェース
4ポートイーサネットスイッチングのサポート
組込みModbus/DNP3アクセス量監視
IEC 61850-3、IEEE 1613、およびC1D2 *規格準拠

* NPort S9450Iだけは、 Class 1 Division 2規格の認証を受けています。

利点

: MMSの相互運用性; NPort S9000 は、変電所のすべてのネットワークとデバイスを監視するパワーSCADA システムのためのIEC 61850 MMSをサポートする世界初のデバイスサーバです。; 詳細はこちら

: デバイスレベルの
セキュリティ; NPort S9000 は、IEC 62443 規格に基づくセキュリティ機能を組込みいかなるシングルアクセスからNPort S9000デバイスサーバへのネットワークセキュリティを保護します。; 詳細はこちら

: 優れた信頼性; 厳しいEMI、爆発の危険性およびその他の環境問題に耐えるIEC 61850-3、IEEE 1613、およびClass I Division 2規格が含まれています。; 詳細はこちら

アプリケーションノート

IEC 61850 MMSを駆使した変電所の改修: 地域の変電所は、停電を防ぐために既存のレガシーのインフラストラクチャの監視を強化したいと考えました。MoxaのNPort S9650Iシリアルデバイスサーバは、IEC 61850変電所改修を実装するためにIEC 61850のSCADAと変電所内の機器に利用されている各種機器の状態の取得や設定値の確認、変更、コントロールコマンドを発行するMMSをサポートします。; ダウンロード