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製品・技術情報

交差点で既存のカッパーケーブルを使用して交通信号およびCCTVシステムを構築

ロケーション/国 USA
使用製品
8ポートエントリレベルマネージドイーサネットスイッチ、3 ファイバポート
マネージドVDSL2 イーサネットエクステンダ
産業ネットワークマネージドメントソフトウェア
プロジェクトの紹介

米国運輸省は、ある州のいくつかの交差点の交通信号システムをアップグレードすることを決定しました。この中の重要な要件の1つは、IPベースのネットワーキングシステムのセットアップをすることであり、その結果、インターネット経由で交通信号の管理および監視できるようになりました。さらに、同じネットワークを介してIP CCTV監視システムを統合することを考えました。しかしながら、交差点間にイーサネットケーブルを敷設するには、交差点間の距離があまりに離れているため費用的な制約から予算的に無理であり、いかに経済的にIPネットワークをセットアップするかの問題に直面してしまいました。 最初にソリューションエンジニアは、ファイバケーブルについて検討しました。しかし、ファイバケーブルの場合、新しいファイバケーブルの導入にあたり、地中に埋設あるいは架線工事することに伴う困難さから実行可能な選択肢ではありませんでした。その結果、交差点間の1~2kmに既にインストールされ使われている既存の2線式の電話グレードのカッパーケーブルを再利用することを決めました。課題は、ネットワークが十分に速く、十分な信頼性の高い交通信号とIPカメラの両方からのネットワークパケットを処理することをいかに確実にするかにありました。

システムの要件
  • 交通信号およびビデオ伝送を最大2kmの距離を通して送信
  • IPネットワークのために既存の電話グレードのカッパーケーブルを使用
  • 高解像度のビデオ画像を送信するために必要な高帯域幅
  • 容易な設置、診断およびマネージメント
  • 厳しい環境およびワイド温度でのオペレーション
Moxaのソリューション
  • VDSL2最大3 kmおよびG.SHDSL最大8 kmの距離を通してイーサネットをサポート可能
  • データレート最大100Mbps(*)サポート
  • 既設の電話用音声グレードケーブルを使いポイント・ツー・ポイント接続
  • オートCO/CPEネゴシエーションによるPlug&Play設置
  • オンサイトのトラブルシューティングをサポートするフルレンジの接続強度表示用LED
  • MXviewによるリモートマネージメントを容易にするデバイスインターフェースの可視化
  • -40~75℃動作温度
  • NEMA TS2およびEN 50121-4 コンバーチブル
  • 5年間保証

(*)VDSL2技術を使用し、接続間距離が<300mの場合の理論的データレート。実際のデータレートは、 環境状況により変化します。