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TCF-142-S-ST-T
RS-232C/422/485⇒ファイバー,NRackシステム用スライドインモジュール
主な製品特長
- 『リング』または『ポイント・トゥー・ポイント』接続をサポート
- RS-232/422/485信号⇒ファイバ変換
- STシングルモード・ファイバ(TCF-142-S)
- STマルチモード・ファイバ(TCF-142-M)
- RS-232C/422/485の伝送距離の延長
- シングルモード : 40km(TCF-142-S)
- マルチモード : 5km(TCF-142-M)
- コンパクトサイズ
- 信号妨害を低減
- 電気的減衰および化学的腐食から保護
- 最大ボーレート 921.6Kbps
- 拡張動作温度モデルを用意(-40~75℃)
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- 概要
- 仕様
- 詳細情報
- 型番
- シリーズ
- FAQ
TCF-142シリーズシリアル⇔ファイバーコンバータには、複数の回路が搭載されており、RS-232CまたはRS-422/485シリアルインターフェースをマルチモードまたはシングルモードの光ファイバに変換することができます。TCF-142は5km(TCF-142-Mマルチモードファイバ)まで、または40km(TCF-142-Sシングルモードファイバ)の長距離にシリアル信号を延長することができます。
何故シリアルをファイバに変換するのですか?
ファイバ通信は通信距離を延長するだけでなく、以下のような多くの点で利点があります。
- 電気的干渉の回避
- 光ファイバは、伝送路が導体でないためにEMIやRFIの影響を受けず、クロストークのない安定した伝送路の確保ができます。
- 絶縁体
- 光ファイバは、絶縁体でありグラスファイバそのものに直接電流を流しデータ伝送を行っていません。
- セキュリティの確保
- 光ファイバであるために、一般のメタルケーブルのように線の途中から電気信号を取り出すことは不可能です。それに比べ、無線通信や通信衛星からの電波は簡単にキャプチャされ符号化されてしまいます。
- 信頼性と保守性
- 光ファイバは、過酷な温度や湿度対して耐久性があり、腐食や信号のロスもなくまた、短絡、電力サージ、静電気にも影響されません。
DIPスイッチにより終端抵抗の選択が可能
ほとんどの同種の製品は、ケース内部に終端抵抗を設定するためのジャンパーピンが配置されており、抵抗値や無効化のためにケースを開けなければなりません。Moxaはこの問題を解決するために、TCF-142の終端抵抗をケース外側のDIPスイッチで簡単に設定できるようにしました。
リング接続
一台のシリアルデバイスがファイバーリングに接続されている複数のデバイスと通信を行う際には、TCF-142のDIPスイッチ“SW4”を ONにして“Ring Mode”に設定してください。それぞれのTCF-142のTxポートを隣接ユニットのRxポートに接続しリング構造を形成します。送出された信号は送信元のユニットが再び受け取るまでリング内を回り、その後ブロックされます。ユーザはファイバーリングの総距離が100km以内で構成する必要があります。
TCF-142-M v2.1およびTCF-142-S v2.3以降のモデルでリングモードをサポートします。
自動ボーレート検出
TCF-142は、ハードウェアによりシリアル信号の伝送速度を自動検出します。このため、デバイスの伝送速度が変わっても信号は問題なくコンバータを通して伝送されますので大変便利な機能です。
- シリアルデバイスを最大40kmまで延長
- 光ファイバケーブルによりEMI/RFIの妨害を回避
- 『リング』または『ポイント・トゥ・ポイント』接続をサポート