IO-Linkシステムは、Comtrolが提供する、Master経由で接続されたIO-Link(version 1.0または1.1)をサポートするセンサおよび/またはアクチュエータから構成されています。次に、Masterは、Ethernet/IP、Profinet IOまたはModbus TCPといった産業用イーサネットプロトコルを介してコントローラ(PLC、HMI、SCADAなど)と通信します。
Comtrolは、ユーザが同時に2つの産業用イーサネットプロトコルを通して情報交換することができる独自性を提供します。
詳細は次の「MultiLink™」をご覧ください。
MultiLink™は、異なる産業用イーサネットプロトコルで動作している複数のIO-Linkコントローラを同時にアクセスする機能を提供します。
すべてのIO-Linkセンサ/アクチュエータは、Comtrolのwebインターフェース上でデバイスと対話することができるIODDファイルを備えています。各IO-Linkデバイス製造元は、これらのwebサイトを通して利用が可能です。
ComtrolのIO-Link Masterを使用することにより、IO-Link MasterにIO-LinkデバイスのためのIODDファイルのライブラリ(最大15790K)をロードおよびストアすることができるので、IO-Link Master WebインターフェースからIO-Linkのセンサやアクチュエータを構成することができます。
IO-Linkを使い、プロセスデータ、サービスデータ、イベントデータ の3種類データを確認できます:
ComtrolのIO-Link Masterは、PLCおよび/またはHMIからIO-Linkデバイスへのリモート通信をサポートしているため、IO-Linkデバイスの設定と運用行動を変更することができます。
さらに、Comtrol IO-Link Master webインターフェースを使って、IO-Linkデバイスの設定を、PLCまたはHMIなしに変更することができます。
IO-Linkデバイスを、以前のストア値を使用して自動的に構成することができます。故障や破損したセンサ、アクチュエータを、迅速かつ簡単に交換できるので、生産ラインのダウンタイムおよびメンテナンスコストの削減に繋がることを意味します。
例: 会社Aは、IO-Link v1.1センサの導入と、Comtrolのwebインターフェース対応の自動デバイスアップロード/ダウンロード機能を使って構成しているので、IO-Link IOデバイスが故障した場合、同じタイプの工場デフォルトデバイスとリプレースすることができるとともに、すぐに稼働することができます。
Comtrolは、IO-Link Masterマーケットにおいて他に類を見ないwebインターフェースを提供します。IO-Link Masterを可能な限り簡単に使用するための広範な利点を提供します。
IO-LinkデバイスをセッティングするためのIO-Link、EtherNet/IP、Modbus TCPを構成
IO-Linkポート上でIO-Link、EtherNet/IP、Modbus TCPのアクティビティをリアルタイムに診断
便利にIO-Link Master上にIODDファイルをロード
Port table(GUI) または ISDU handlingを提供するIO-LinkデバイスISDUインターフェースを使用して、IO-Linkデバイスを数分で設定
特定のIO-Linkデバイスを特定のポートにリンクするためのIO-Linkデバイス確認 (コンパチブル および identical)
IO-Linkデバイス確認を使用することでIO-Link Masterポートをインテリジェントにします。これにより、コンパチブルまたは同一(Identical)IO-Linkデバイスが接続されている場合にのみ動作するようにIO-Linkポートをリンクすることができます。
例: プラントまたはコントロールマネージャが特定のデバイスだけを特定のポート上で動作させたい場合、これを実行することができます。従って、メンテナンスが行われた後、デバイスへの接続が頻繁に切断され再接続をする場合、適切なデバイスが適切なポートに接続されているかを確認することができます。間違ってデバイスを接続している場合は、赤色LEDライトがMaster上で点滅します。また、Comtrolのwebインターフェース上で、このイベントデータフラグの表示を見ることができます。
Comtrolは、複数またはシングルISDUコマンドメッセージサポートと、ブロッキング/ノンブロッキングメッセージング方法を提供する、柔軟で簡素化されたインターフェースを使い、PLCがIO-LinkデバイスISDUブロックへのアクセスを提供するためにIO-Link MasterがすべてのプログラミングをハンドルするときISDU Handlingを提供します。
PLC ISDUメッセージフォーマットは、柔軟性と使いやすさを追求した設計がされています。各メッセージは、シングルコマンド、同じデータ領域サイズを使った複数コマンド、または変化するデータ領域サイズによるコマンドが含まれています。
PDIおよび/またはPDOの長さを定義することによりデータのインテグリティを保証するためにデータ確認オプションを使用します。また、ユーザに、データがMasterに問題なく伝送されたことが分かる機能を提供します。