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製品・技術情報

IEEE 802.11n WLAN経由のビデオ伝送を使用したバス監視システム

使用製品
産業用 IEEE 802.11 a/b/g/n ワイヤレスAP/ブリッジ/クライアント
産業用 IEEE 802.11 a/b/g/n IP68 ワイヤレスAP/ブリッジ/クライアント
ロケーション ハワイ、アメリカ
プロジェクトの紹介

ハワイのバス運送会社は、2つのバス発着所を基点として毎週約50台以上のバス車両の運用、100以上のルートを通して毎日何千人もの観光者に提供しています。バス会社は、正常な運用状況中に標準ビデオの録画の提供また、バスの運行中に緊急事態が発生した場合には、HD高解像度ビデオ画像をキャプチャすることができるインテリジェント監視システムを実装することを希望しました。バス全体にわたって複数監視カメラをインストールすることによりビデオ監視は、通常の運用においては、300dpiでキャプチャされます。しかし、一旦バス運転手により事故などの緊急事態が識別されると20分にわたりそのイベントに関して強化された映像を保存する必要があるため300dpiから720dpi(HD)に解像度を上げた鮮明なビデオデータ品質を提供します。イベントの録画は、バスが発着所に戻ったときワイヤレス接続を介して送出されるまでバス上でタグ付け保存されます。

システムの要件
  • 実質的な帯域幅は、停車中のバスからバス発着所にあるコマンドセンタへのワイヤレス接続を介してハイデフィニションビデオをアップロードする必要があります
  • ワイヤレスアクセスポイントは、湿気、日常茶飯事の豪雨および海からの塩害に対して耐えられる防錆処理を施す必要があります
Moxaのソリューション

各バスに搭載されたカメラによりキャプチャされたビデオ映像は、オンボードのストレージドライブに保存されます。予期しないイベントや緊急自体が発生しバス運転手によりそれが認識されると、画質は、直ちに20分間にわたり解像度を300piから720 dpiに増大し、オンボードのストレージドライブに保存されます。一方、バス発着所のコントロールルームのオペレータは、バスが発着所に帰還したときに記録されたイベント(例え複数であっても可)を通知し、分析や処理を行うために映像データのワイヤレス転送を要求します。720 dpiのビデオ20分間のファイルサイズは、約200 MBです。

この高帯域幅のワイヤレスアプリケーションにおいて使われているAWK-3131 IEEE 802.11nワイヤレスクライアントは、各バスにインストールされています。バスがバス発着所に駐車している間、最大300 Mbpsの伝送スピードを実現するMIMO(multiple-input multiple-output) 技術を使用した高速802.11nワイヤレス通信を維持する機能を備え、コントロールセンタのビル外壁に取り付けられたAWK-4131 IP68等級のアクセスポイントと接続されます。更に周囲が海に囲まれたハワイの立地条件からくる湿度、塩害や嵐による暴風雨などが屋外に設置されたワイヤレスデバイスに対する電子部品の腐食や障害また、やキャビネットへの水の浸入を引き起こす可能性があります。AWK-4131は、IP68等級の防水性とその耐食性に優れたコネクタを使用しているので安定した信頼性の高いワイヤレス接続を保証することができます。

何故Moxaが必要?
  • バスからコントロールセンタへ720dpiの映像を効率よく伝送するために最大300Mbpsのデータレートを可能にするIEEE 802.11n伝送機能を備えたMIMO技術を提供します。
  • 保守作業を軽減するために集中豪雨に対する保護および耐侵食コネクタを装備したIP68等級(AWK-4131のみ)の屋外仕様を備えています。