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製品・技術情報

リモートオートメーション

Moxaのリモートオートメーションソリューションの特長

  • 2016.10.03

Moxaの産業用データ収集デバイスは、さまざまな産業でデバイスと接続するために使用できるシリアルポート、デジタル入力/出力チャンネルおよびAI/熱電対チャンネルといった各種の通信インターフェースを備えています。さらに、2G/3G/4Gセルラーソリューションは、フィールドサイトでのインストレーションが可能です。

MoxaのリモートI/OおよびRTUコントローラは、データ収集とリモートサイト監視のためのフィールドデバイスとコントロールセンタの間のダイレクトインターフェースを提供します。MoxaのRTU製品は、広範囲に分散された複雑な仮想ネットワーク間のリモートデータ伝送のために必要な特別な設計がされています。また、MoxaはSCADA/HMI通信を容易にするModbus/TCP、インターネット接続のためのHTTP、ITフレンドリなネットワーク管理のためのSNMP I/O通信、モバイル通信のための3G/4GワイヤレスインターフェースおよびSCADA/HMIシステムの高速データアクセスを実現するMoxa特許のActive OPC Server™ をサポートする各種プロトコルにて、オートメーション通信を強化します。

産業用セルラーソリューション (2G/3G/4G)

現在、使用しているデバイスは、ネットワークから隔離されている不便な場所に設置されていますか?ネットワーク接続を必要とする場所まで、カッパーケーブルや光ファイバーケーブルの敷設が困難あるいは配線工事が高価となる可能性がありますか? そのような場合、セルラー技術を使用してオペレーション効率を向上し、リモートサイトおよびアプリケーション監視のコストを削減することができます。

GPRS (2.5G) から HSDPA (3G/3.5G/4G) 技術への移行のおかげで、セルラーネットワークは、現在、少ないネットワークレーテンシかつより大きな帯域幅にてデータを伝送することができます。セルラーネットワーク経由のデバイス通信は、認可されたセルラープロバイダによって管理されています。セルラープロバイダの既存のインフラストラクチャを活用することで開発コストと時間を削減できます。さらに、セルラーネットワークは、制限され明確に定義された周波数帯を使用するため、WLAN 信号に比べてよりセキュアな通信を実現します。

イーサネット (Modbus/TCP, TCP/IP, UDP, SNMP)
環境監視を容易にするSNMP
  • Moxaのデータ収集デバイスは、イーサネットを介してすべてのリモートユニットを監視するために使用するSNMPをサポートしています。各ユニットは、ローカルサイトでイベントが起きると自動的にSNMPマネージャにトラップメッセージを送出するよう設定できます。ユーザは、Moxaのユーティリティにて容易に警報のトリガを設定することができます。

使いやすい標準プロトコル: Modbus/TCP, TCP/IP, UDP

Moxaのデータ収集デバイスは、すべてModbusプロトコルに基づきます。

プロトコルの長所:
  • オープンソースのためライセンス料不要
  • SCADAおよびHMIソフトウェアによる広範囲なサポート
  • 使いやすさ
  • 各種のデバイスと容易な統合
  • 低い開発費
  • 知識資源がすぐに利用できる
セキュアなバックアップ通信
VPNによるセキュアな伝送
  • VPNに属するコンピュータは2つ目の「バーチャル」IPアドレスを使用してインターネットに接続します。1つのプライベートなネットワークを使用するのではなく、VPNの一部であるノード間のリンクには、インターネットのような、オープンネットワーク接続または大型ネットワークのバーチャル回線を使用するものもあります。VPNクライアントとして動作するセルラーデバイスは、VPNにてVPNサーバとの接続を開始します。接続が確立すると、セルラーデバイスは、同じプライベートネットワーク内の他のネットワークデバイスと通信が可能です。

デュアルイーサネットポートが配線を簡素化
  • 2つのイーサネットスイッチポートを組み込んだMoxaのリモートイーサネットI/Oデバイスは、ケーブル配線をシンプルにするデイジーチェーントポロジを実現することができます。分散されたイーサネットデータ収集アプリケーションにおいて、パネル、ユニットおよびキャビネットは、スペースが制限されたリモートサイトに設置されます。デイジーチェーン機能を備えたMoxaのリモートイーサネットI/Oデバイスは、2つのMoxaデバイスまたは他のイーサネットデバイスと直列接続することができ、スペースと配線コストを大幅に削減できます。

ユーザ主体の設計
緊急の電源/リンク障害に役立つウォッチドッグ
  • Moxaのデータ収集デバイスは、リレイ出力とアラーム機能を備えています。リレイ接点出力を使用して電源障害またはポートリンク障害時に現場のエンジニアに警告することで適切な応急処置を迅速に行うことができます。

自動再接続による接続の保持
  • セルラーサービスキャリアは、他のオンラインユーザとアプリケーションに必要な帯域幅を提供するためにアイドル状態のモバイルデバイスの接続を切断します。Moxaの「Cellular Connection Always On」(セルラー接続常時オン) オプションによりMoxaのIO デバイスは、接続が切断されるとそれを検出し、ネットワークに再接続することができます。これはデバイスがまだ有効であることをキャリアに指示するICMPパッケージを送信することによって実行します。

ハートビートインターバルによる信頼性の高い接続品質
  • 「ハートビートインターバル」は、Moxaのデータ収集デバイスとActive OPC Server間の接続ステータスを有効に保ちます。ハートビートインターバルが設定された状態でMoxaのIO デバイスとActive OPC Server間のネットワークがダウンすると、Active OPC Serverは、ハートビートの停止を検出し、Active OPCインターフェースの品質カラムは、接続が消失したことを示すBADを表示します。

自動復旧による完全なデータベース
  • RTUを使う利点の1つは、中央サイトからネットワークを介してデータを収集ができることです。理想的には、ネットワークが再接続したとき、RTUは、オフライン中に収集されたデータログを送信することができなければなりません。MoxaのDA-Centerは、これを容易に可能にします。DA-Centerは、Active OPC Serverにてリアルタイムデータ収集を行うための標準OPCインターフェースを提供します。ネットワークが接続されると、DA-Centerは、各デバイスの中のSDカードに格納されている履歴データとリアルタイムデータを比較し、RTUから再送信をリクエストして欠けているデータを補完します。