VPort Video Gadgetは、あなたのSCADAシステムにビデオを組込むために必要となる、全てのファンクションコードに対応する様々なファンクションオブジェクトを使用するソフトウェアツールです。これらの機能によって、VPortデバイスの接続/切断、ビデオの表示/非表示、PTZ性能をコントロールしてオーディオを有効/無効にしたり、スナップ画像を撮影したりできます。何よりも、システムエンジニアがコードをプログラムする必要がないので、多くの時間とエンジニアリング資源を節約できます。
VPort Video Gadgetがどのようにシステムインテグレータとエンジニアのために役立つかについて明らかにするために、以下のVPort Video GadgetとActiveX Control SDKの比較をご覧ください。
ActiveX SDK | VPort Video Gadget | |
---|---|---|
ドキュメントの学習 | 70コマンド以上 | 現在 8コマンド |
プログラムコード | 必要 | 不要 |
試行錯誤のテスト | 必要 | 不要 |
プログラミング知識 | 必要 | 不要 |
ActiveX Control SDKを使用したエンジニアが費やす時間の概算 | 3~7日間 | 1~3時間 |
お分かりのように、VPort Video Gadgetの最大の利点はプログラミングに費やす時間と労力を節約できる点にあります。
あなたが使用しているSCADAソフトウェアのタイプによって、VPort Video Gadget をインストールする方法が異なるため、VPort ActiveX SDK PLUS をインストールした後に特定の指示のために VPort Video Gadget のユーザーズマニュアルを参照する必要があります。一度、VPort Video Gadget がインストールされれば、あなたは videogadget フォルダの配下にファンクションオブジェクトのリストを見つけることができます。
(以下の手順は、Citect SCADAソフトウェアを基準にしています。)
【 ステップ-2 】
選択したSCADAソフトウェアのページ上のファンクションオブジェクトをドラッグ&ドロップします。VPortに接続し、作動させるために必要なパラメータを要求するダイアログボックスが表示されます。要求されたパラメータを入力してください。
たったこれだけの手順で、VPort Video GadgetはあなたのSCADAシステムにビデオストリームを組込むことができます。
視覚的に操作する遠隔モニタリングシステムの増加は、オートメーションシステムにおける最新の傾向です。ActiveX Control SDK は SCADA にビデオを組込む良い方法ではありますが、システムインテグレータとエンジニアが学習し、作業するために多くの時間と徒労が必要となります。VPort Video Gadget のようなユーザーフレンドリなツールは、ビデオストリームを SCADAシステムに組込むことを容易にします。
現在、VPort Video Gadget は、Citect SCADAソフトウェアのみの対応ですが、近い将来、Intouch、iFix および他の SCADAシステムもサポートする予定です。加えて、より多くのビデオアプリケーションを実現するファンクションオブジェクトを開発中です。
VPort Video Gadget は Moxa の VPort ActiveX SDK PLUS の一部と同様にフリーダウンロードとして提供されています。ソフトウェア開発キットをダウンロードするには、Moxa のサイトをご覧ください。SCADAソフトウェアと統合する方法についての詳細なインストール指示のために、VPort ユーザーズマニュアルを参照してください。