導入事例
製造業
貨物港における信頼性の高いワイヤレスシステムネットワークを使った自動マテリアルハンドリング(AMH)システム
アプリケーション | フォークリフト / クレーン |
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ロケーション | メキシコ |
プロジェクトの背景
自動マテリアルハンドリング(AMH)システムは、貨物港でコンテナおよびパレットの効率的なハンドリングを行うために広く使用されています。フォークリフトとゴムタイヤ方式のガントリークレーンの2つのタイプは、貨物港で使用されるAMH機器の最も一般的なものです。
ここでは、メキシコの貨物港で、MoxaのAWK-3131Aワイヤレスクライアントを使用して信頼性の高いワイヤレスネットワークを導入することで、AMHシステムの運用効率をどのように改善したかを説明します。コントロールセンターのオペレーターは、AMHシステムとオペレーターがハンドルするカーゴの両方のリアルタイムステータスを受信できるようになりました。このリアルタイムステータス情報により、AMH機器を常に監視しコントロールすることができるので、運用効率が一段と向上しました。
課題・ニーズ
- フォークリフトやクレーンなどのマシンにWi-Fi機能を容易に統合できるコンパクトサイズのデバイス
- サードパーティのアクセスポイント (AP) との相互運用性と安定した信頼性の高いネットワークコネクティビティ
- 将来的なネットワーク拡張の容易さ
- 過酷な港湾環境での優れた運用効率を実現する産業グレード設計
- 限られた予算内で実装可能なワイヤレスソリューション
Moxaのソリューション
港湾施設は、水路、港湾、保管エリアからなる何百ヘクタールに及びます。巨大なフォークリフトおよびクレーンなどのいくつかのAMHシステムは、コンテナを回収して保管するためにストレージエリアで運用しています。効率的な貨物管理の鍵は、これらのAMHシステムが正しい場所から貨物を探し出し、遅滞なく荷積み港に運ぶことにあります。これを行うには、貨物コンテナのバーコードとGPS情報をAMHシステムとコントロールセンタ間でリアルタイムに伝送する必要があります。AMHシステムのフォークリフトおよびクレーンに導入されたネットワークデバイスは、コンスタント動きおよび振動に晒されてもワイヤレスネットワークとの安定したコネクションを維持できる必要があります。そのため、合計150台のMoxaのAWK-3131Aワイヤレスクライアントは、港湾施設で稼働しているフォークリフトとクレーンの内部にインストールされコネクティビティが中断のないことを保証します。
フォークリフトおよびクレーン内部のスペースが限られているキャビネットにインストールできるために、コンパクトフォームファクターのワイヤレスクライアントデバイスを必要としました。Moxaの産業用AWK-3131Aワイヤレスクライアントは、限られたスペースにインストレーションすることに適したコンパクトなフォームファクターを備え、また、堅牢なデザインは、激しい振動や他の機器からの干渉を最小限に抑えます。デバイスのNAT機能は、将来のネットワーク拡張を容易にします。さらに、AWK-3131Aワイヤレスクライアントは、シームレスなコネクティビティを提供するために照明ポールの上にインストールされたサードパーティのアクセスポイントと相互運用ができます。
MoxaのAWK-3131Aワイヤレスクライアントは、手頃な価格で優れた機能を提供することで、顧客にとって理想的なソリューションを提供できます。
導入の効果
- フォークリフトやクレーンのマシン内部にインストールできるコンパクトなフォームファクターのデバイス
- サードパーティのAPとの信頼性の高いワイヤレスコネクションを実現するシームレスな相互運用性
- ネットワーク拡張を容易にするNAT機能
- EMIから電源入力とアンテナポートを保護するデュアルアイソレーション設計
- コンスタントな振動を発生する環境で動作可能なIEC 60068-2-6認定デバイス
- Wi-Fiカバレッジを最大限に高めるΜMO技術
- 費用対効果に優れたワイヤレスソリューションの提供