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2017.05.09

【Comtrol】 ComtrolのすべてのIO-Link MasterにMultiLink™技術を使用したOPC-UAを実装

IO-Link Master

ミネソタ州, ミネアポリス - 2017年4月21日 - 産業用ネットワーク機器の製造メーカであり、また北米におけるIO-Link開発センタでもあるComtrol社は、IO-Link Master 製品ファミリーにMultiLink™技術を使いOPC-UAのサポートを発表しました。

OPC Unified Architecture(OPC-UA)は、産業用オートメーションのために開発されたマシン間の安全で信頼性あるデータ交換を目的とした相互運用を行う通信プロトコルです。OPC-UAは、データ接続・制御のために産業機器やシステムと通信して、オープンスタンダード、ソフトウェアとハードウェアのクロスプラットフォーム、サービス指向アーキテクチャ(SOA)ソフトウェアを自由に使用して、強固なセキュリティも利用することが可能です。

ComtrolのMultiLink™技術により、IO-Link MasterはPLCプラットフォームにセンサデータを同時に提供し、IIoT/Industry 4.0クラウドソリューション または ファクトリSCADAシステムにModbus TCPまたはOPC-UAを経由して、ISDUサービスおよびプロセスデータを送信します。さらに、IO-Link Masterは、EtherNet/IP、Modbus TCP、PROFINET IOの3つの産業用イーサネット・プロトコルと、それら全てでMultiLink™を利用したOPC-UAに対応可能となりました。

OPC FoundationのPresident&Executive DirectorであるThomas J Burke氏によると、「OPC Foundationは、Comtrol社がOPC-UA技術を使って行ってきた素晴らしい実績に非常に期待しています。同社は品質の高いネットワークおよび産業用データ通信製品を専門に扱っており、OPC-UAを新たにIO-Link Masterのポートフォリオに追加することで、ファクトリオートメーションのユーザはIO-LinkセンサとアクチュエータからSCADA/HMI、またはクラウドシステムへシームレスに接続することができるようになるでしょう。そしてこのことは、多数の産業ネットワークと産業デバイス間のシームレスな相互運用を可能にする重要な機能が追加されることを意味します。同社の製品は、Industry 4.0の要件を満たし、さらにそれを超えるようなセキュリティ、エネルギー、産業オートメーションのアプリケーションといった複雑なニーズにも応えることができます。」と伝えています。

Comtrol社について
Comtrol

Comtrol社は、35年以上にわたり産業用イーサネットおよびデバイス接続に特化した高品質のネットワークおよび産業用データ通信製品を提供しており、北米、EMEA、アジア、日本、中南米各地において RocketLinx®産業用イーサネット/PoEスイッチ、IO-Link Master 産業用ゲートウェイ、DeviceMaster®イーサネットデバイスサーバ/ゲートウェイ、RocketPort®マルチポートシリアルカードなどの製品を販売しています。Comtrol社は、セキュリティ、エネルギー、産業オートメーション、交通および輸送アプリケーションなどの幅広いソリューションを確立しています。

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