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Coral Edge M7000
IoTシステムエッジコンピューティングに最適,LTE対応Linuxゲートウェイ
主な製品特長
- モバイル回線、有線回線に対応したルーティング機能を装備
- 遠隔監視や遠隔制御ソリューションの構築に幅広く対応
- 温度対応-30~70℃、入力電圧5~32Vの高い耐環境性能
- SSR (Self Sustaining Recovery) 機能搭載、遠隔設置デバイスの障害発生時には自律回復が可能
- アプリ開発環境としてSDKを提供
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- 概要
- 仕様
- 型番
Coral Edgeは、過酷な環境でも安定稼働します
Coral Edgeは、環境に強いLTE対応インテリジェントゲートウェイです。 動作温度範囲は、-30℃~+70℃(1)。厳しい外部温度の環境下でも、安定して稼働します。動作電源範囲もDC5V~32V(2)と広く、電圧変動、ノイズ、瞬停への対応も強化されているため、電源環境の悪い現場や車載時でも安定した動作を実現します。
Coral Edgeは、障害時に自律回復するSSR機能を搭載しています
LTE対応インテリジェントゲートウェイ Coral Edgeは、SSR (Self Sustaining Recovery) 機能を搭載。温度変化や入力電圧変動、モバイル電波環境の変化など、さまざまな要因で発生する障害に対し、自力で再起動や再接続を行います。SSR機能は、SDカードや通信モジュール、各インターフェースに接続された機器にも適用され、障害発生時に現場に駆けつける負担を大幅に軽減します。
業界初のPoE給電機能を搭載。IPカメラへの給電と電源再起動を可能にします
Coral Edgeは、各種センサーを直接接続できる豊富なインターフェイスを装備したLTE対応インテリジェントゲートウェイ です。Coral EdgeのV7000は、PoE (Power over Ethernet: IEEE802.3af) 対応のLANポートも一口搭載。PoEハブを使わずに、IPカメラに直接電源供給できます。また、SSR機能で常時死活を監視することで、ハングアップした場合でも供給電源をOFF・ONしてIPカメラを再起動させることが可能(3)。屋外設置時でも安定した運用ができます。
Coral Edgeは、リッチなハードウェア環境を提供します
LTE対応インテリジェントゲートウェイ Coral Edgeは、OSにLinux 3.14を採用。エッジアプリケーションの動作に必要なハードウェアリソースを豊富に提供し、IoTのエッジコンピューティングを強力にサポートします。さらに、Oracle Java SE Embedded 8(4)も標準搭載。サーバ上で開発したJavaアプリも流用できます。
- V7000は、-30℃~+60℃を保証しています。
- V7000は、DC10.8V~32Vを保証しています。
- 国際特許出願中
- Javaは、オラクル社の登録商標です。
適用例
監視カメラによるセキュリティ対策
稼働環境に不安のある屋外や、インターネットの回線工事が難しい場所でも設置が可能です。また、設置工事の時間を短縮できるため、工事現場やイベント会場などでも利用されています。
太陽光発電プラントの監視・制御
高温や低温にさらされる環境に強く、僻地に設置された設備をリモートで制御できることから、太陽光発電プラントの監視と制御のシステム構築に適しています。また、パワーコンディショナーとの接続にも優れており、抑制制御の要求にも応えられます。
ハードウェア仕様
PoE給電 (IEEE 802.3af) | - | |
---|---|---|
CPU | ARM Cortex-A8 799MHz | |
RAM | 1GB | |
NOR FLASH | 4MB | |
NAND FLASH (SLC) | 512MB | |
eMMC | 8GB | |
GNSS | GPS | |
モバイル回線 | LTE、3G | |
インターフェース | イーサネット | Gigabit Ethernet 2ポート |
コンソール | RJ-45 | |
RS-232C | D-SUB9 | |
RS-485 | フル・ハーフ ターミネーション対応 (DIPsw切替)、端子台 (2ピース型スクリュータイプ) | |
SDカード | 1スロット (SDHC) | |
USB2.0 | ホスト 1ポート | |
DIO | デジタルIN フォトカプラ 2ch、デジタルOUT フォトモスリレー 2ch、端子台 (2ピース型スクリュータイプ) | |
アンテナ | SMA (LTE) ×2、SMA (GNSS) ×1 | |
サイズ | 約175mm×107mm×30mm ブラケットを除く | |
重量 | 約390g | |
電源仕様 | DC 5~32V | |
消費電力 | スリープ状態 約0.6W、ノーマルモード 約3W、最大10W | |
動作温度 | -30℃~+70℃ (結露無きこと) | |
保存温度 | -40℃~+80℃ |
ソフトウェア仕様
OS | Linux 3.14 | |
---|---|---|
ネットワーク | 基本プロトコル | ARP、IPv4、UDP、TCP |
接続プロトコル | IPCP (IPv4)、PPP (IPv4)、PPPoE (IPv4) | |
動的IPアドレス | DHCPv4 (サーバ・クライアント) | |
ドメイン名解決 | DNS (リレー・クライアント) | |
ルーティング | スタティックルーティング | |
アドレス変換・ポート | NAT・NAPT (送信元・送信先) | |
VPN | IPsec | |
時刻同期 | NTP、GPS | |
セキュリティ | パケットフィルタ | |
運用管理 | 設定手段 | オリジナルCLI, GUI (WEB) |
ファーム更新 | tftp | |
ログ管理 | SYSLOG | |
瞬停検知 | Coral Edge LOG | |
供給電圧監視 | SYSLOG | |
ケース内温度監視 | SYSLOG | |
開発キット (SDK) | gcc-4.9.2、binutils-2.25、Oracle Java SE Embedded 8、Oracle Java SE Embedded suite (オプション) | |
対応ディストリビューション | 独自ディストリビューション、Debian jessie SDカード・USB 起動時 |
Coral Edge M7000 | IoTシステムエッジコンピューティングに最適、LTE対応Linuxゲートウェイ |
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アクセサリ
- アンテナ各種 (LTE、3G、GPS)
- ACアダプタ -30℃~+70℃ (M用、V用)
- 固定金具セット
- RS-485端子台ソケット
- DIO・DOUT端子台ソケット
- コンソール変換コネクタ (DB9-RJ45変換)