高速列車のシームレスなローミングを実現するには、Moxaの独自のTurbo Roaming 技術が集中的にセキュリティ管理を提供するワイヤレスアクセスコントローラ(WAC)により可能となります。別のAPにローミングする場合、クライアントは、再認証プロセスをバイパスするWACにより事前に認証することでスイッチオーバータイムを50 msに短縮することができます。WPA、WPA2および802.11iによる高規格のセキュリティは、セキュアなネットワークアクセスを保証するために提供されています。
鉄道運行の環境に特化し設計されたMoxa独自のACC(車両間自動接続)技術は、車両編成のあらゆる変更に柔軟に対応します。WDSと異なり、ACCは手動ではなく自動で新しいワイヤレスブリッジを構築し、また同時にWPAやWPA2により高いネットワークセキュリティを維持します。この技術のおかげでオペレータは、各APの設定を1度行うだけで済み、車両編成が変わるたびに毎回手動でAPデバイスを再設定する必要がありません。更に、2つの車両が実際に連結されリンクをされるべきかどうかを確認するための"タイムアウト時間"が設けられており、不必要なAP接続を防ぎます。このようにACCを利用することで、現場の労力や人的エラーを大幅に削減することができます。
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列車で使用される高密度メディアストリーミングアプリケーションの高いスループット要件を満たすため、802.11n AWK-3131-RTC製品にもACCが実装されています。Moxaの802.11nソリューションは、最大帯域幅300Mbpsをサポートし更に、MIMO信号パスと40MHzチャネルボンディングとを組み合わせ最適化することで長距離でもリンクの拡張を確実に行うことができます。
Moxaでは最も苛酷な鉄道環境で発生する絶え間ない振動や高度の衝撃にも耐えられるM12コネクタ接続の製品を提供しています。
AWK-3131-RCCシリーズIEEE 802.11a/b/g/n |
AWK-RTC シリーズEN 50155オンボードネットワーク用IEEE 802.11a/b/g/n |
AWK-RTG シリーズEN 50155列車と地上間ネットワーク用IEEE 802.11a/b/g/n |