技術情報

産業用ネットワークソリューション / 産業用エッジコネクティビティ

2020/07/08

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Moxa

クラウドを介してシリアルデバイスをIIoTに接続する方法

"元々、生産出力を把握するために石油掘削の坑口アプリケーションからデータの収集目的で始まりました。現在、多くの企業では、RTUおよびメータなどのフィールドサイトのセンサからより多くのデータを収集して、生産設備の稼働効率に関する階層化された指標であるOEE(Overall Equipment Effectiveness)を向上させるアプリケーションを構築することを望んでいます。本当に、フィールドデータをクラウドに転送し、クラウドシステムを介して分析する方法は効果的でしょうか？" 現在、産業用IIoTの利点を企業として無視できないため、クラウドコネクティビティに関するこれらの考え方は、あらゆる業界でますます一般的になっています。しかし、クラウドシステムをIIoTアプリケーションに実装する前に、いくつかの要因を考慮する必要があります。この記事では、データをクラウドシステムに保存する必要があるかどうかを決定する前に、何を確認する必要があるかを指摘します。また、クラウドに移行することが決定した場合、フィールドデバイスをクラウドに接続するために最適なデバイスの選択を支援します。

クラウドにフィールドデータを保存する必要がありますか？

IIoT導入の背後にある理論的根拠として、実用的な洞察を得るためにエンドデバイスからデータを収集する必要があります。しかし、これらの膨大な量のデータはどこに保存しますか？データユーザとして、自分自身にいくつかの重要な質問をする必要があります：

アプリケーションで使われるフィールドデバイスは、さまざまな場所に分散されていますか？
会社には独自のデータサーバを維持する能力がありますか？つまり、アプリケーションに必要なコンピューティングパワーの維持と、収集したフィールドデータのデータストレージ容量を確保するだけの資金と専門知識がありますか？
アプリケーションは、いつでもどこからでもフィールドデータにアクセスできる必要がありますか？
アプリケーションは、時間の経過とともに拡大しますか？

上記の質問に対する答えがすべて"はい"の場合、デバイスをクラウドに接続することをお勧めします。クラウドへの接続が決定したら、次に、アプリケーションの要件を満たす相互コネクティビティデバイスを選択するという、あまりにも馴染みのある問題に対処する必要があります。

ニーズに基づいてクラウドへの相互コネクティビティデバイスの選定

フィールドデータをクラウドに置くことが決定された場合、最初に直面する課題としては、多くのエッジデバイスがインターネットで理解できる言語を話さない問題があります。クラウドに接続するインターコネクティビティデバイスは、バックエンドデータサーバとしてクラウドを選択する場合に重要です。ネットワークのサウスバウンド(デバイスのプロトコルをサポートする)およびノースバウンド(クラウドコネクションをサポートする)機能に加えて、データ統合も考慮する必要があるもう1つの要素です。アプリケーションによっては、データ分析やネットワーク統合のタスクがエッジで実行される場合もあれば、クラウドで実行される場合もあります。これらの要因は、IIoTの導入のためのインターコネクティビティデバイスの選択に大きく影響します。

次の図は、選択したバックエンドデータサーバとデータ統合ニーズのマッピングにより、推奨されるインターコネクティビティデバイス概説の、インターコネクティビティデバイス機能のメトリックを示しています。

エッジでデータ統合を行う必要がないアプリケーションの場合、シンプルな ready-to-run シリアル-クラウドデバイスを使用すると、多くの労力とフロントエンドコストを削減できます。

シリアルデバイスをクラウドに移行する目的を迅速に達成するファストトラック

Moxaの ready-to-run シリアル-クラウドデバイス NPort IA(W)5000A-I/Oシリーズおよび MGate 5105-MB-EIPシリーズは、シリアル、I/O、Modbus、EtherNet/IPを含む複数のタイプのフィールドデータを異なるクラウドプラットフォームに提供します。これらのデバイスには、簡単かつ迅速なクラウド導入のために、Microsoft Azure および Alibaba Cloud用のSDKがビルトインされ、Amazon AWSクラウドやその他のプライベートクラウドに接続する汎用MQTTをサポートしています。

(画像クリックで拡大します)

さらに、Moxaのデバイスサーバとプロトコルゲートウェイは、複数のシリアルツークラウドの組み合わせを提供するだけでなく、デバイスのコンフィギュレーションを簡素化するように設計されています。
製品情報の詳細については、下記の動画、または各製品ページをご覧ください。

動画：シリアル・ツー・クラウド

クラウド接続を有効にすることは有益であるだけでなく、簡単でもあります。Moxaのシリアルデバイスサーバである NPort IA5000A-I/O、NPort IAW5000A-I/O、およびプロトコルゲートウェイ MGate 5105-MB-EIPは、フィールドデータをクラウドシステムに簡単に移行できる、すぐに実行できる接続ソリューションです。詳細については、ビデオをご覧ください。