導入事例

石油・ガス

Moxa

天然ガス輸送ステーションに対するサイバー攻撃からの保護

アプリケーション パイプライン遠隔監視システム
カテゴリー 石油・ガス
ロケーション アメリカ

概要

大容量の天然ガスパイプラインは、非常に揮発性が高く、その距離は数千kmに及びます。パイプライン沿いのガス輸送ステーションにはガスアナライザとPLCが装備され、サイトデータをリモートのSCADAシステムに伝送します。 このシステムは、リモートのガスアナライザのデータ収集のために公衆ネットワークを利用し、ガスステーションとコントロールセンタ間のセキュアなトンネルを必要とします。パイプラインは、この機に便乗したフィッシングやシステムへの侵入を目的としたサイバー攻撃から強力に保護されたセキュアな監視およびコントロールシステムを導入する必要があります。

課題・ニーズ

  • 強力な認証、暗号化、完全性保護によるセキュアで信頼性の高いデータ伝送を行う
  • 内部ネットワーク上の強力なファイアウォール保護とアクセスコントロールによりPLCなどの重要デバイスを保護
  • 過酷な環境状態下で確実に機能する堅牢な産業設計

Moxaのソリューション

このプロジェクトでは、パイプラインに沿ったガス輸送ステーションがMoxaの508Aマネージドスイッチを使用して、ガスアナライザとPLCをリモートSCADA システムに接続されています。ローカルのセキュリティとデータの完全性を確保するためにMoxaの G903 (ギガビット容量の産業用 VPN ルータ) が輸送ステーションと中央 SCADA システム間の高度なセキュアな VPN トンネルを構築するために使用されました。G903 ルータには、ネットワークアドレス変換 (NAT) ファイアウォールと VPN クライアントを備え、内部 LAN 上のデバイスを不正アクセスから保護するだけでなく、パブリックネットワークを通してリンクするリモートステーションとのセキュアな通信も維持します。

Moxaの産業用イーサネットスイッチを使用して、天然ガス輸送ステーションをサイバー攻撃から強力に保護する

導入の効果

  • カッパー/光ファイバーコンボポートによる十分なギガビット帯域幅の確保
  • 信頼性を高めるための冗長WANポートを備えたVPNクライアント
  • NAT対応のネイティブファイアウォールとVPNクライアントを備えたルータ
  • シンプルで直感的なコンフィギュレーションインターフェース
  • 過酷な産業環境に対応した-40〜75℃の動作保証