導入事例
電力
Moxa
エネルギー貯蔵システムの保護
アプリケーション | エネルギー貯蔵システム |
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カテゴリー | 電力 |
ロケーション | フランス |
概要
世界経済の脱炭素化の流れを受けて、グリッドレベルのESS(エネルギー貯蔵システム)メーカーが、再生可能エネルギー用のESS容量を拡大しています。その使命は、グリッドオペレーターがピーク時とオフピーク時の電力需給をバランスさせるために必要な、信頼性が高く、安価なESSを提供することです。
そのため、蓄電池を中心とした柔軟な電力貯蔵能力による電力網の信頼性確保が不可欠となります。
課題・ニーズ
EMS(エネルギー管理システム)は、ESSの運転をリアルタイムに監視します。EMSは、PCS(電力変換システム)やバッテリーマネジメントシステム(BMS)のコンテナから収集したデータを集計します。そのため、不正なアクセスや予期せぬ動作からネットワーク全体を保護する必要があります。
工場でコンテナを製造する際に、システム全体を効率的にファームやグリッドに展開できるようなセキュリ ティ機構を設計する必要があります。
ESSは、遠隔地の厳しい環境に設置されることが多いため、信頼性とセキュリティを確保することが困難です。
Moxaのソリューション
発電所コントローラとPCSおよびBMSコンテナ間の通信を保護するために、Modbus DPI(ディープパケットインスペクション)を間に配備したステートフルファイアウォールを提案します。
- 産業用セキュアルータEDR-810は、セキュリティ境界を構築し、Modbus DPI機能により、システム間のModbus通信を保護することができます。
- ファイアウォール/NAT/VPN/スイッチのオールインワンとネットワーク冗長化機能により、システムインテグレーターのネットワークアーキテクチャの設計や接続の拡張をより効率的に支援します。
- EDR-810は、乾燥した高温の砂漠、沖合の過酷な気象条件、北極の真冬など、最も過酷な無人太陽光・風力発電所で確実に動作するように設計されています。