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ギガビット・イーサネット・リダンダント・リングおよびリング・カップリング機能 (<20 ミリ秒)

イーサネットは今日の工業オートメーションアプリケーションでのデフォルトデータ通信手段となりました。実際には、ビデオ、音声および高速工業アプリケーションデータ通信を1つのネットワークに統合する事は珍しい事ではありません。ギガビット・ターボリングと呼ばれるリダンダント・ギガビット・イーサネット・プロトコルを使用するMoxa EDS-518Aはシステム管理者に多目的かつ安定したギガビット・イーサネット・ネットワークの設定においての便利性を提供します。ギガビット・ターボリングを利用するとネットワークのいずれかのセグメントが切断されていても、オートメーションシステムは、従来の300ミリ秒以内から世界最小の20ms 以内に元に戻ります。

LACPでフレキシブルなネットワーク接続

IEEE802.3ad (LACP、リンク・アグリゲーション制御プロトコル) によりフレキシブルなネットワーク接続および重要なデバイスでのリダンダントパスが可能になります。EDS-518Aでは各リンクに最大8ポートの3つまでのリンクをパラレルで統合する事で最適およびフレキシブルなネットワーク通信を可能にしています。

IEEE802.1Xでユーザ認証の機能向上

EDS-518AはIEEE802.1X (ポートベース・ネットワーク・アクセス・コントロール) をサポートする事でユーザ認証の機能が向上しています。認証されたユーザだけがポートにアクセスする事が可能です。認証はローカル・ユーザ・データベースもしくは外部RADIUSサーバにて行われます。

IGMPスヌーピングおよびGMRPによるマルチキャスト・トラフィックのフィルタリング

EDS-518AはIEEE802.1D-1998 GMRP (GARPマルチキャスト・レジストレーション・プロトコル) をサポートし、IGMPスヌーピングにてマルチキャスト・トラフィックを削除し、トラフィックを要求する目的先にのみ送信されるため、イーサネットLANのトラフィック量を削減します。

VLANによりネットワーク計画を簡単に

VLANは物理的な接続や古いネットワーク設計による制限なしにネットワークのセグメントを行うために使用されます。デバイス同士が別のVLANにある場合は、デバイス間の通信ができず、不正な侵入者やトラフィックからのセキュリティや保護をする必要があります。EDS-518AはIEEE802.1Q標準およびGVRPプロトコルをサポートし、共同利用できる同一パラメータを交換する事ができ、ネットワーク全体で一致したVLAN設定を保持することができます。

QoS

QoS (Quality of Service) は重要なデータを矛盾なく予測して伝送するトラフィック優先機能をもっています。EDS-518Aシリーズはネットワーク全体にわたる矛盾のない分類を行うためにIEEE802.1p/qレイヤー2 QoSタグ、レイヤー3 TOSインフォメーションをチェックします。EDS-518AシリーズのQoS機能は工業用ネットワークのパフォーマンスと基幹アプリケーションを改善します。

RMONによる効果的なネットワークモニタリングおよび先回り機能

RMON (Remote Network Monitoring) は様々なネットワーク・エージェントおよびコンソール・システムがネットワーク・モニタリング・データの交換を可能にするインターネット・エンジニアリング・タスク・フォース (IETF) 標準モニタリング仕様です。RMONは包括的なネットワークエラー診断、計画およびパフォーマンス調整情報を提供します。これにより、先回り的にネットワークの管理を行うことが可能になります。正しく設定を行うと、RMONは問題が起こる前に配信情報を探知します。このため、問題がユーザへ影響を及ぼす前に対応することができます。

レート制限による予期せぬネットワークステータスの予防

EDS-518Aシリーズはブロードキャストストームを防ぐだけでなく、ユニキャスト/マルチキャスト・ブロードキャスト・パケットの出入帯域の設定も可能にし、管理者は制限のあるバンド幅の完全な制御を行うことができ予期せぬエラーを防ぐことができます。

オンライン監視用のポートミラーリング

大規模のネットワークは、しばしば期待したレベルの通信の実行が難しい場合があります。工業用通信のアプリケーションは、オフィス環境で使われるファイル転送方式よりも、コマンドレスポンス方式が主に使われています。実際、制御エンジニアは最初に工業用イーサネットのセッティングを行う時にセカンドポートをデバイスとホスト間に係わる接続確認を行うために使用します。EDS-518Aシリーズのポートミラーリング機能はシステムが期待された動作を保証するのに役立ちます。

e-mailによる警告

EDS-518Aシリーズは異常が検知されると、リアルタイム警報メッセージとしてシステム管理者にe-mail警報メッセージを送出します。

リレー出力による警報

EDS-518Aシリーズは、フィールドエンジニアに対して異なる重要度を示すために設定可能な2つのリレー出力が装備されています。その結果、エンジニアは最優先メッセージに対して迅速に応答し、適切な緊急メンテナンス手順を取ることができます。

重要なセンサーを統合するためのDI報

2つのDI (デジタル入力) により、EDS-518Aシリーズはセンサーを自動警報メカニズムに統合することができ、e-mail、SNMPトラップまたはOPCによりIPネットワークに警報メッセージを送ることができます。

ブラウザーベースの簡単なコンフィギュレーション

EDS-518Aシリーズは、Webブラウザ、TelnetコンソールまたはMoxaが供給するWindowsユーティリティによりネットワークを介して簡単にコンフィギュレーションが可能です。また、Moxaバッチコンフィギュレーションを使用してコンフィギュレーション・パラメータの保存および複数の EDS-518Aに対して同時にコピーをすることが可能です。

EDS-SNMP OPC Server Proによるネットワーク管理

SNMP-OPCサーバープロソフトウェアパッケージは、SNMPをOPCフォーマットに変換することができます。SNMPマネージメントインフォメーションを既存のOPCベースのSCADAパッケージに統合すると既存のビジュアリゼーションおよびコントロールアプリケーションに統合でき、イーサネット･ネットワーク管理アプリケーションを構築することができるようになります。

寸法 (単位 = mm)