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プラグ･アンド・プレイ ファースト・イーサネット・リダンダント・リング機能(< 20ミリ秒)

今日の工業オートメーションアプリケーションにおいては、リダンダンシ(冗長性)はシステムの信頼性を高める上で重要な問題となっています。Moxa EtherDrive™ リダンダント・スイッチ EDS-508A/505Aにはターボリングと呼ばれるMoxaが開発したリダンダント・ネットワーク・プロトコルが装備されています。ターボリングを使用すると冗長性のあるイーサネット・ネットワークの確立を簡単に行うことができ、またその長ハイスピード回復時間から、お使いのネットワークのどこかのセグメントが切断されても、オートメーションシステムは通常の状態に世界最速の20ms以内に回復します。

分散アプリケーション向け複数ターボリング

システムによっては、いくつかのデバイスがリモートのロケーションにあるために1つの大きなリダンダントリングを作成するためにシステム内の全てのデバイスを接続するのが難しい場合があります。ターボリングの「リング・カップリング」機能を使用すると、これらの分散したデバイスを別々の小さいリダンダントリングに分け、且つお互いの通信を行うことは可能にすることができます。

IEEE802.1Xでユーザ認証の機能向上

EDS-508A/505AはIEEE802.1X(ポートベース・ネットワーク・アクセス・コントロール)をサポートする事でユーザ認証の機能が向上しています。認証されたユーザだけがポートにアクセスする事が可能です。認証はローカル・ユーザ・データベースもしくは外部RADIUSサーバにて行われます。

IGMPスヌーピングおよびGMRPによるマルチキャスト・トラフィックのフィルタリング

EDS-508A/505AはIEEE802.1D-1998 GMRP(GARPマルチキャスト・レジストレーション・プロトコル)をサポートし、IGMPスヌーピングにてマルチキャスト・トラフィックを削除し、トラフィックを要求する目的先にのみ送信されるため、イーサネットLANのトラフィック量を削減します。

VLANにより簡単ネットワーク計画

VLANはネットワーク上のどこにでも位置することのできるデバイスのグループですが、物理的に同一セグメントにあるかのように通信をおこないます。 VLANは物理的な接続や古いネットワーク設計による制限なしにネットワークのセグメントを行うために使用されます。デバイス同士が別のVLANにある場合は、デバイス間の通信ができず、不法な侵入者やトラフィックからのセキュリティや保護をする必要があります。IEEE802.1Q標準およびGVRPプロトコルをサポートし、共同利用できる同一パラメータを交換する事ができ、ネットワーク全体で一致したVLAN設定を保持することができます。

QoS

QoS(Quality of Service)は重要なデータを矛盾なく予測してデリバリーするトラフィック優先機能をもっています。EDS-508A/505Aシリーズはネットワーク全体にわたる矛盾のない分類を行うためにIEEE802.1p/qレイヤー2 QoSタグ、レイヤー3 TOSインフォメーションをチェックします。EDS-508A/505AシリーズのQoS機能は産業用ネットワークのパフォーマンスとミッションクリティカルなアプリケーションを改善します。

RMONによる効果的なネットワークモニタリングおよび先回り機能(近日中に利用可能)

RMON(Remote Network Monitoring)は様々なネットワーク・エージェントおよびコンソール・システムがネットワーク・モニタリング・データの交換を可能にするインターネット・エンジニアリング・タスク・フォース(IETF)標準モニタリング仕様です。RMONは包括的なネットワークエラー診断、計画およびパフォーマンス調整情報を提供します。これにより、より先回り的にネットワークの管理を行うことが可能になります。正しく設定を行うと、RMONは問題が起こる前に配信情報を探知します。このため、問題がユーザへ影響する前に対応することができます。

ポートトランキングでフレキシブルなネットワーク接続

ポートトランキングにより、各リンクに最大4つのポートを持つリンクを最大4つまで凝集してデバイスの通信を行うことが可能です。これによりポートトランキングを2倍、3倍、もしくは4倍の接続バンド幅にて1つのEDSを別のEDSに接続する事ができます。

レート制限による予期せぬネットワークステータスの予防

ネットワーク上のどの1つのデバイスでも、特に異常などうさによってはバンド幅に制限を持つのは良くありません。最も良くある問題は間違ったトポロジーの設定によるもの、または不良デバイスによるブロードキャストストームです。EDS-508A/505Aシリーズはブロードキャストストームを防ぐだけでなく、ユニキャスト/マルチキャスト・ブロードキャスト・パケットの出入りレートの設定も可能にし、管理者は制限のあるバンド幅の完全な制御を行うことができ予期せぬエラーを防ぎます。

ポートロックによる特定MACアドレスによる認証アクセス

EDS-508A/505Aシリーズは特定のポートに対して保護固定MACアドレスを割り当てることができます。ポートロック機能を使用する事で、ロックされたポートは他のアドレスを許可せず、設定された固定MACアドレスからのトラフィックだけを許可し、不正侵入者や好ましくない使用をブロックします。

オンラインモニタリングのポートミラーリング

大規模のネットワークは、しばしば期待したレベルの通信の実行が難しい場合があります。産業用通信のアプリケーションは、オフィス環境で使われるファイル転送スタイルよりも、コマンドレスポンス･スタイルが主に使われています。実際、コントロールエンジニアは最初に産業用イーサネットのセッティングを行う時にセカンドポートをデバイスとホスト間に係わるアクティビティのモニタリングを行うために使用します。EDS-508A/505Aシリーズのミラーリングポート機能はシステムが期待された動作を保証するのに役立ちます。

イベントによる自動警告

工業イーサネットデバイスはしばしばシステムのエンドポイントにある場合が多いので、これらのデバイスはネットワークのどこで何が起きているのかを常に把握することができません。このため、これらのデバイスに接続する工業イーサネットスイッチは、システム管理者にリアルタイムの警告メッセージを提供する責任があります。制御エンジニアが長い時間コントロールルームから退席しているときでも、不具合が起こった場合には即座にデバイスのステータスを通知する事ができます。従来のデバイスステータス決定方法は定期的にデバイスに問い合わせを行っていましたが、これはリアルタイムとは呼べず、またあまり効果的な方法ではありません。警告メッセージはイベントによりアクティブに発行されなければなりません。これらの必要性に応えるため、工業イーサネットスイッチは以下のような機能が必要とされます。

Ⅰ.Eメールによる警告

EDS-508A/505Aシリーズは異常が検知されると、リアルタイム警報メッセージとしてシステム管理者にEメール警報メッセージを送出します。

II.リレー出力による警報

EDS-508A/505Aシリーズは、フィールドエンジニアに対して異なる重要度を示すために設定可能な2つのリレー出力が装備されています。その結果、エンジニアは最優先メッセージに対して迅速に応答し、適切な緊急メンテナンス手順を取ることができます。

III.重要なセンサーを統合するためのDI

2つのDI(Digital Input)によりEDS-508A/505Aシリーズは、センサーを自動警報メカニズムに統合することができるので、Eメール SNMPトラップまたはOPCによりIPネットワークに警報メッセージを送ることができます。

自動IP割り当て

繰り返しIPアドレスを設定するのに必要な手間を省くため、EDS-508A/505AシリーズにはDHCP/BootPサーバおよびRARPプロトコルを装備し、イーサネット使用可能なデバイスのIPアドレス設定を自動的に行います。

ブラウザーベースの簡単なコンフィギュレーション

EDS-508A/505Aシリーズは、Webブラウザ、TelnetコンソールまたはMoxaが供給するWindowsユーティリティによりネットワークを介して簡単にコンフィギュレーションが可能です。また、Moxaバッチコンフィギュレーションを使用してコンフィギュレーション・パラメータの保存および複数のEDS-508A/505Aに対して同時にコピーをすることが可能です。

寸法 (単位 = mm)