導入事例
電力
エネルギーストレージ監視システムにおけるビッグデータの収集と解析
アプリケーション | エネルギーストレージ監視システム |
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カテゴリー | 電力 |
ロケーション | アメリカ |
概要
米国のエネルギーストレージシステムプロバイダーは、太陽光発電業界の主要な顧客向けに40 MWhのエネルギーストレージシステムを構築することを依頼されました。このエネルギーストレージシステムプロバイダーは、各バッテリーシステムから充電・放電電流値や各バッテリーの温度などのデータ収集と監視をするために、システムをネットワークに接続する必要がありました。このデータ分析は、バッテリーの充放電アルゴリズムを改善する方法を見つけ、顧客が効率的にエネルギーを管理し、長期にわたりバッテリーライフサイクルを保証するために役立ちます。 これは、産業用IoT(Industrial Internet of Things)が顧客に利益をもたらす可能性がある、もうひとつの具体的な例です。バッテリーの充放電能力が温度によって異なるため、各バッテリーの温度を読み取ることができれば、バッテリーを接続または切断するリレーのオン/オフのタイミングを知ることができ、充電/放電をより効率的にすることができます。
課題・ニーズ
- バッテリーシステムの充電・放電の監視とコントロール
- バッテリーの充電・放電のアルゴリズムを改善するためのデータ収集と分析
- 高温動作環境でのエアフロークーリングシステムの使用
Moxaのソリューション
ioLogik E1242-T、ioLogik E1260-T、UC-8112-ME-Tは、このプロジェクトに最適です。ioLogik E1242-Tの2つのDIチャネルはリレイポジションを監視するために使用され、2つのDOチャネルはリレイのオン/オフを切り替えるために使用されます。ioLogik E1242-Tの各AIチャネルは、ストリング(6個のバッテリー)の電流値を監視するために使用されます。ioLogik E1260-Tの6つのRTDチャネルは、6つのバッテリーの温度を監視するために使用されます。さらに、ioLogik E1242-TとioLogik E1260-Tのコンパクトなデイジーチェーン設計は、アンマネージドスイッチを追加することなく、バッテリーシステムに組み込むことができます。UC-8112-ME-Tは、ioLogik E1242-TとioLogik E1260-Tの履歴データを記録するために使用されます。一定時間後、システムプロバイダーはUC-8112-ME-Tからデータを取得し、最適な充電/放電方法を見つけることができます。3つのモデルはすべてワイド動作温度設計タイプなので、システムプロバイダーは高価なHVACシステムを使用することなく、費用対効果に優れたエアフロークーリングシステムの使用を提供します。
導入の効果
- IIoTゲートウェイ (UC-8100-ME-T)
- ビッグデータ収集
- 顧客のエアフロークーリングシステムのためのワイド動作温度設計
- リモートI/O (ioLogik E1242-T/ioLogik E1260-T)
- エネルギーストレージシステムに簡単に組み込むことができるコンパクトサイズ
- 分散I/Oトポロジー(デイジーチェーン)のための組込まれたスイッチ
- 顧客のエアフロークーリングシステムのためのワイド動作温度設計
- 保証期間5年間