ioLogik E1242
イーサネットリモートI/O (2ポートイーサネットスイッチ付属)
主な製品特長
- シンプルなスタンドアロンオペレーションに最適、最大16チャネルまで対応
- DI、DO、AI、AO、RTD、熱電対、リレイのI/O組み合わせが可能
- Webコンフィギュレーションが容易
- ユーザ定義可能なModbus TCPスレーブアドレッシング
- EtherNet/IPアダプタモードサポート
- IIoTアプリケーションに必要なRESTful APIをサポート
- SNMP v1/v2cをサポート
- ioSearchユーティリティにより大量導入とコンフィギュレーションが容易
- 危険場所に要求されるClass 1 Div 2認定取得※
- 40~75℃環境で使用可能なワイド動作温度モデル
Class I Division 2 および ATEXは現在、E1213/E1213-Tモデルには適用されません。
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ioLogik E1200シリーズは、さまざまなアプリケーションに対応することが可能な、I/Oデータを収集するために最も頻繁に使用されるプロトコルをサポートしています。ITエンジニアの多くは、SNMPv1/v2c/v3、MQTT、RESTful APIプロトコルを使用していす。一方、OTエンジニアは、ModbusなどのOT (Operational Technologies) に精通しています。MoxaのSmart I/Oは、ITエンジニアとOTエンジニアの両方が同じI/Oデバイスから便利にデータを収集することを可能にします。ioLogik E1200シリーズは、OTエンジニアのためにModbus TCP、EtherNet/IP、Moxa AOPCなどのプロトコルと、ITエンジニアのためにSNMP、RESTful API、Moxa MXIOライブラリなどの異なる6種類のプロトコルをサポートしています。ioLogik E1200は、I/Oデータの取得と同時にこれらのいずれかのプロトコルへのデータ変換を行い、アプリケーションを簡単かつ容易に接続することができます。
デイジーチェーン イーサネットI/Oコネクション
この産業用イーサネットリモートI/Oには、拡張可能なデイジーチェーンイーサネットI/Oアレイを介して、別のローカルイーサネットデバイス、またはアップストリームのコントロールサーバへの情報の自由なストリームを可能にする2つのスイッチドイーサネットポートが付属しています。このため、ファクトリーオートメーション、セキュリティおよび監視システム、トンネル接続などのアプリケーションは、標準のイーサネットケーブルを介してマルチドロップI/Oネットワークを構築するデイジーチェーンイーサネットを利用することができます。多くの産業オートメーションユーザは、フィールドバスソリューションで最も一般的に使用されるコンフィギュレーションとして、マルチドロップに精通しています。ioLogik イーサネットリモートI/Oユニットがサポートするデイジーチェーン機能は、リモートI/Oアプリケーションの拡張性とインストールの可能性を高めるだけでなく、個別のイーサネットスイッチの必要性を減らすことによって全体的なコストを低減します。このようにデバイスをデイジーチェーン接続することで、全体的な作業費やケーブル配線費も削減することができます。

ピア・ツー・ピア通信を使うことで時間と配線コストを削減
リモートオートメーションアプリケーション環境においては、コントロールルームとセンサが遠く離れていることが多く、長距離の配線が常に課題となっています。ピア・ツー・ピアネットワーキングでは、ユーザがioLogikシリーズモジュールのペアをマッピングできるため、入力値が出力チャネルに直接転送され、配線プロセスが簡略化され、配線コストが大幅に削減されます。

ユーザ定義可能なModbus TCPアドレッシングを使い、既存システムのアップグレードを容易に実現
固定アドレスによって制御および検出されるModbusデバイスの場合、ユーザは初期のコンフィギュレーション調査と検証に膨大な時間を費やします。ユーザは、SCADAシステムやPLCの初期アドレスまたはスタートアドレスを有効にするために、I/Oチャネルやベンダー定義のアドレスなど、各デバイスのネットワークの詳細を見つける必要があります。ユーザ定義可能なModbus TCPアドレッシングをサポートするデバイスは、柔軟性が高く、容易なセットアップを提供します。個々のデバイスを心配する代わりに、ユーザは自分のニーズに合わせて機能とアドレスマップを設定するだけです。

イベントに対するプッシュテクノロジー
MX-AOPC UA Serverを使用することにより、デバイスは、ステータスの変化やイベントをSCADAシステムに伝達するときに、アクティブなプッシュ通信を使用することができます。ポーリングシステムとは異なり、SCADAシステムとの通信にプッシュアーキテクチャを使用すると、ステータスの変化や設定されたイベントが発生したときにのみメッセージが配信されるため、より高い精度と、転送する必要のあるデータ量が少なくなります。

I/O PointをSCADAおよびIoTプラットフォームに接続してI/Oデータを容易に収集する
フィールド機器からSCADAまたはIoTプラットフォームにデータを取り込む場合、オンサイトでPLCの交換や再プログラミングするという選択肢がない可能性があります。その代わりに、Modbus、EtherNet/IP、またはSNMPを使用して、既存のI/O Pointと新しいI/O Pointの両方を目的のプラットフォームにすばやく簡単に取り込むためにイーサネットI/Oの使用を検討することをお勧めします。
ioLogikおよびioThinxモジュールを使用することにより、PLCを再プログラミングすることなく、新しいI/Oデータを収集することができます
イーサネットI/Oモジュールは、センサとI/OデータをSCADAまたはIoTプラットフォームに取り込む必要がある場合、PLCに代わる簡単で費用対効果に優れた代替手段です。接続されたセンサからのデジタルおよびアナログ入力の読み取り値をイーサネット対応データに変換し、Modbus、EtherNet/IP、SNMP、およびその他の共通的なプロトコルを介してネットワーク経由で直接要求ができます。これにより、オンサイトでPLCの再プログラミングをしたり、既存のオペレーションを中断させたりすることがなくなり、コストとトラブルを省くことが可能となります。
