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製品・技術情報

特注ケーブルについて

アイ・ビー・エス・ジャパンのケーブルは、すべて永久保証。

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シリアルインターフェース用 長距離伝送ケーブル
CC27シリーズ

RS-232C・RS-422・RS-485接続に最適
低静電容量/米国製

CC27シリーズ/CC37シリーズ

CC27シリーズ

RS-232Cの長さ15mの壁を越えて150mまで延長。
RS-232Cインターフェースに接続するケーブルは通常最大15mと規定されています。これ以上延長する場合はRS-422やRS-485のように平衡型インターフェースを使う必要があります。しかし距離が150m以内の場合は、9600bpsのスピードで米国製の静電容量の低い特殊ケーブルを使用することによりRS-232Cでも実現が可能です(距離が長くなると電位差、ノイズ発生源となる大容量のスイッチ、モータ、溶接機、高圧大電流の電線が近くにあるなどの周囲の環境、クロストークなどにより伝送スピードに影響します)。

CC37シリーズ

2重シールドタイプ長距離伝送ケーブル。
CC27シリーズケーブルをさらに銅編組シールドで保護し米国FCC Docket 20780に適合するRFI/EMI対策ケーブルです。

CC27/CC37シリーズ長距離伝送ケーブルを使いシリアルインターフェース接続をするために必要なヒント

シリアル通信用CC27/CC37シリーズ長距離伝送ケーブルは、米国製のコンピュータ、シリアルデータ通信用RS-232C、RS-422、RS-485ケーブルで一般のケーブルと異なりケーブル内のワイヤー間、ワイヤーとシールド間の静電容量が小さいことを特長としています。また、ツイストペア線の使用によるクロストークの減衰、線径の太いAWG24ワイヤーによる減衰を少なくしています。さらに、ケーブル全体を強化アルミシールドにより覆っているため不要輻射を抑えています。

1.特長

ワイヤー同士間、ワイヤーとシールド間の静電容量が一般のRS-232Cケーブルと比べると非常に小さく抑えているため信号波形の立ち上がり、立下りの波形のダレが少なくなり、V24 RS-232C規定で定義されている15mをはるかに超え、適切な使い方であれば例えば、9600bpsで最大150mまで延長できる可能性があります(距離が長くなると電位差、ノイズ発生源となる大容量のスイッチ、モータ、溶接機、高圧大電流の電線が近くにあるなどの周囲の環境、クロストークなどにより伝送スピードに影響します)。

2.電位差の防止
距離の離れたA点とB点の電位差によるコモンモードノイズを防止するためにケーブルのドレイン線(シールド)の一方をグランドから浮かせる1点アース方式。
3.ツイストペア
RS-232Cの結線には、クロストーク防止のためにツイストペアの特長を活用します。特に、TXD(送信)およびRXD(受信)の接続において、ツイストペアの片側は、SG線(シグナルグランド)とペアを組み合わせてください。また、できれば他の制御線RTS、CTS、DTR、DSRもSG線とペアを組むことが理想的です。
4.FGとSGは分離すること

FGとSGを接続するとノイズに弱くなる恐れがあります。

5.RS-485の結線
差動のRS-485インターフェースは、TxAとRxAおよびRxAとTxAの結線には
ツイストペアを必ず必要とします。GNDは、SGに接続します。
6.余分なケーブルの処理
使わない余ったケーブルは、アンテナの役割をする可能性があるため、
これらのケーブルはSGにすべて接続します。