技術情報
産業用ネットワークソリューション / 製造業
複雑なIP管理を過去のものにする - 少ない労力でより多くのIPアドレスを安全に管理 -
IIoTおよびIndustry 4.0の台頭により、生産システムは、すべてのデバイスがシームレスに接続する未来へと向かっています。すべての生産プロセスからのデータは、リアルタイムで利用できることを必要とします。つまり、これらのシステムは、すべて一元管理されたシステムに接続されることが必要であることを意味します。しかしながら、新しいネットワークデバイスを既存のインフラストラクチャに統合することは大きな課題があります。なぜならば、IPの設定は複雑かつ間違いが起こりやすく、またセキュリティの脆弱性も常に懸念されます。
Moxaの NAT-102シリーズ ネットワークアドレス変換(Network Address Translation=NAT)デバイスは、複雑なIP管理を過去のものとする、新しい概念の設計が施され、また、ファクトリーオートメーション環境における基本的なサイバーセキュリティ保護も提供します。
NAT-102シリーズを使うメリット
ユーザーフレンドリーなNAT機能により、ネットワーク統合が簡素化されます。
ハンズフリーネットワークアクセス制御により、内部ネットワークを保護します。
超小型フォームファクターであるため、制御キャビネットに容易に設置が可能です。
産業用グレードの設計により、過酷な環境での展開に最適です。
NAT-102シリーズができること
通常、ファクトリの現場にあるデバイスは、インターネットから隔離されています。外部のコントロールセンタに接続する場合、使用可能な外部IPアドレスのプールが少なく、オートメーションのプロフェッショナルがIP設定に慣れていないことから、これらすべてのデバイスのIPアドレスを管理することが困難となるケースがたびたび見られます。その結果、一元管理を行うために施設のネットワーク接続を再設計する場合や、新しいマシンを追加する場合、ネットワーク管理者は、IPアドレスの競合または重複によって引き起こされるネットワークの中断に遭遇することになります。
システムインテグレータ
個々のデバイスのIPアドレスの設定と管理に、多くの時間とリソースを必要としますか?
ネットワークアクセス制御の設定に頭を悩ませていませんか?
NAT-102シリーズを使用すると、これらの課題を解決できます:
- 詳細なIT知識を必要とせずに、IPアドレスの管理を簡素化します。
- 生産ライン拡張のための既存のネットワークトポロジーを動的に変更します。
- ネットワークアクセス制御を確保し、潜在的なサイバーセキュリティの脅威を阻止します。
マシンビルダ
顧客に納品する前に、各マシンのIPアドレスを手動で設定するために多くの時間を費やしていませんか?
NAT-102シリーズを使用すると、これらの課題を解決できます:
- マシン内部にインストールされたデバイスのIP設定を簡素化します。
- 顧客が、マシンをより効率的にフィールドのインフラストラクチャに統合することが可能です。
- 効率化されたネットワークアクセス制御を顧客に提供します。